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断熱材のホントの話!吹付VSグラスウール決着!5つの違い

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目次

はじめに:断熱材で家づくりが決まるってホント?

多くの方が、夢のマイホームを建てる際、「どんな断熱材を選べばいいのだろう?」と悩んでいらっしゃいます。

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特に、「吹付断熱」と「グラスウール」のどちらを選ぶべきか、性能の違い、費用、そして何より火災になったときの安全性が心配という声をよく聞きます。

高い買い物だからこそ、「後悔したくない」「失敗したくない」!

とお考えの方ばかりだと思います。

ご安心ください。この断熱材選びの悩みは、正しい知識さえあれば、必ず解決できます!

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なぜなら、建築のプロの視点から、この2大断熱材である吹付断熱グラスウールについて、性能、コスト、安全性を徹底的に比較し、5つの違いを明確に解説するからです。

この記事を最後までお読みいただくことで、あなたはご自身の家とご家族に最適な断熱材を見つけることができるでしょう。

さあ、一緒に断熱材選びの不安を解消し、ホントに快適な家づくりをスタートさせましょう!

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1. 【基本のキ】吹付断熱グラスウールってどんな断熱材

1.1. 吹付断熱材の仕組み:現場でモコモコふくらむ断熱材

吹付断熱材(主に発泡ウレタンフォーム)は、現場で液体を吹き付けて固めるタイプの断熱材です。

液状の材料を壁や屋根の間に吹き付けると、あっという間にモコモコと大きく膨らみ、瞬時に硬いスポンジ状になります。

この方法の最大の特長は、家の形にピッタリと密着することです。

柱や配管の周りなどの細かいスキマにも入り込んで膨らむため、断熱材と壁との間に空気が漏れる場所がほとんどできません

例えるなら、「家全体を隙間なく包む特注の暖かいセーター」のようなイメージです。

これにより、高い気密性(家のスキマの少なさ)が確保され、暖房や冷房の効きが良くなるという大きなメリットがあるのです。

1.2. グラスウールの仕組み:ガラスの綿でできた断熱材の定番

グラスウールは、日本で最も広く使われている断熱材の一つです。

名前の通り、ガラスを繊維状に加工し、それを綿(わた)のようにふわふわに固めたものです。見た目は綿のようですが、原料はガラスですので、火に強いという性質を持っています。

グラスウールは、工場であらかじめシート状や板状(これをマットボードと呼びます)に作られ、それを現場で壁や天井の間に敷き詰めることで断熱します。

断熱の仕組みは、グラスウールの中にある非常に小さな空気の粒がたくさん熱を遮断してくれるからです。
空気は熱を伝えにくい性質がありますので、この空気の層が断熱材の役割を果たします。

価格が安く、手に入れやすいため、日本の多くの住宅で使用されている断熱材の定番といえるでしょう。

1.3. 吹付グラスウール5つの違いカンタン解説

吹付断熱グラスウールは、それぞれ優れた断熱材ですが、家づくりで重要な5つのポイントにおいて明確な違いがあります。

これらを比較することで、どちらがあなたの家に合っているかが見えてきます。

比較するポイント吹付断熱(発泡ウレタン)グラスウール
1. 施工の形現場でスプレーして膨らませるシート状のマットを敷き詰める
2. スキマスキマできにくい気密性が高い)丁寧に施工しないとスキマができやすい
3. 火への強さ燃える煙やガスが出ることがある燃えにくい(ガラスが原料)
4. 費用比較的高価になる傾向がある比較的安価である
5. 水への強さ水を吸いにくいものが多く湿気に比較的強い水や湿気を吸うと性能が下がりやすい

このように、断熱材を選ぶ際には、断熱性能だけでなく、スキマの少なさ(気密性)火災のリスク、そして費用湿気への強さなど、さまざまな角度から検討することが大切になります。


2. 断熱性能のホント:暖かい家になるのはどっちの断熱材

2.1. 吹付断熱断熱性能スキマなし高い性能が出やすい理由

吹付断熱材高い断熱性能を発揮しやすい最大の理由は、スキマをなくす能力に優れている点です。

断熱性能とは、「熱をどれだけ通しにくいか」を示す能力です。
どんなに良い断熱材を使っても、壁や屋根に少しでもスキマがあると、そこから暖かさや涼しさが逃げてしまいます。

吹付断熱は、前述した通り、家の形に合わせて発泡し、構造材に強力に密着します。
これにより、熱が逃げる原因となる「空気の通り道(スキマ)」を徹底的に塞ぎます。

結果として、断熱材が持つ本来の高い性能を最大限に引き出すことができるのです。

スキマがない家は、魔法瓶のように外の温度に影響されにくく、冬は暖かく、夏は涼しい快適な室内環境を維持しやすいのです。

2.2. グラスウール断熱性能厚み密度性能が大きく変わる

グラスウール断熱性能は、主にその**「厚み」「密度(ぎっしり詰まっているか)」**によって決まります。

断熱材は、厚みが増すほど、熱が通り抜ける距離が長くなるため、断熱性能が高くなります。
また、密度が高い(ぎゅっと詰まっている)ほど、空気の層が細かくなり、性能が向上します。

以前は薄くて密度が低いものが使われることもありましたが、近年では高性能グラスウールと呼ばれる、厚みがたっぷりあり、密度も高い製品が登場しています。
例えば、従来の製品と比べて約1.5倍の断熱性能を持つものもあります。

グラスウールを選ぶときは、単に「グラスウールだから安い」と考えるのではなく、**「どのくらいの厚みで、どのくらいの性能(密度)のものを使うか」**が非常に重要になってくるのです。

2.3. 断熱材職人さんの腕性能決めるもう1つの理由

断熱材性能は、材料の良し悪しだけでは決まりません

家全体の断熱性能最終的に決めるのは、現場で作業をする職人さんの腕だというホントの話を知っておくべきです。

グラスウールの場合、壁の柱と柱の間にスキマができないようにピッタリと入れることが大切です。
もし断熱材がよれてしまったり、スキマができてしまうと、そこから熱が逃げる熱橋(ねっきょう)」という現象が起きてしまいます。
例えば、冬の寒い日にセーターを着ていても、首元や袖口が開いていると寒く感じるのと同じことです。

吹付断熱機械で吹き付けるため、職人さんの技術による性能のバラツキは比較的少なくなりますが、吹き付けムラがないかどうかの最終チェックは欠かせません。

良い断熱材を選ぶと同時に、信頼できる施工業者を選ぶことが、高い断熱性能を実現するためのもう一つの重要な鍵なのです。


3. 【火災リスクを比較】燃えにくい断熱材どっち断熱材

3.1. グラスウール燃えない火災強いとされるホントの理由

グラスウールは、火災に対して非常に強いとされています。

そのホントの理由は、原料がガラスだからです。

ガラスは、非常に高温にならないと溶けたり燃えたりしません。
例えるなら、**「焚き火の中にガラスのコップを入れても燃えない」**のと同じです。

このため、グラスウール建築基準法で定められた**「不燃材料」として扱われており、万が一火災が発生しても、断熱材自体が燃え広がる原因になりにくいという大きな強みがあります。

また、燃えることによる有毒ガスの発生もほとんどないため、避難時間を稼ぐという意味でも安全性が高い断熱材といえるでしょう。

特に火災のリスク極力避けたいと考える方にとっては、グラスウールは安心できる断熱材選び**の選択肢となります。

3.2. 吹付断熱材火災リスク燃える有毒ガスが出る断熱材もある

吹付断熱材(発泡ウレタンフォーム)の多くは、石油由来のプラスチックが原料です。

このため、グラスウールと比べて弱いという火災リスクを持っています。
多くの製品は、燃えにくいように加工(難燃処理)されていますが、それでも高温にさらされると燃えたり、溶けたりすることがあります。

特に注意が必要なのは、燃えたときです。
吹付断熱材が燃焼すると、多量の煙や、有毒なガスを発生させる可能性があります。

この有毒ガスが、火災での避難を妨げる重大な原因となることがあります。

ただし、近年は**「難燃性」を高めた製品や、ホルムアルデヒドなどの有害物質を使わない**製品も増えていますので、吹付断熱を選ぶ際は、**製品の安全性(難燃認定やF☆☆☆☆など)**をしっかりと確認することが大切です。

3.3. 火災から家族を守る!断熱材以外備えるべきこと

断熱材火災への対策の一つにすぎません。
火災から家族守るためには、断熱材以外にも総合的な対策が必要です。

  • 耐火性の高い石膏ボード: 壁や天井の内側には、火に強い石膏ボードを使うことが一般的です。これは断熱材に火が到達するのを遅らせる「防火の盾」の役割を果たします。
  • 火災報知器の設置: 煙や熱を早く感知し、家族に知らせる火災報知器は、命を守るための必須アイテムです。定期的な点検も欠かせません。
  • 避難経路の確保: 万が一のために、避難経路を家族全員で確認し、訓練しておくことが大切です。

断熱材選びは重要ですが、家全体の防火対策をしっかりと行うことで、火災リスクを最小限に抑えることができるのです。


4. 【費用と寿命】お財布優しいのはどっちの断熱材

4.1. グラスウール費用安くて多くの使われる理由

グラスウールは、吹付断熱材と比べて比較的安価であるため、お財布に優しい断熱材と言えます。

安価である主な理由は、製造コストが低いことと、施工が比較的簡単であるためです。

グラスウールは、工場で大量生産され、現場では決められたサイズにカットしてはめ込むだけの作業が基本となります。

特殊な機械高度な技術が必要な吹付断熱と比べて、施工にかかる費用(人件費など)を抑えることができるのです。

これが、グラスウールが多くの住宅で採用される大きな理由です。

費用抑えながらも、適切な厚みと密度を選べば、高い断熱性能を実現できるため、コストパフォーマンスに優れていると言えるでしょう。

4.2. 吹付断熱費用初期費用高くなるワケ

吹付断熱材は、グラスウールに比べて初期費用が高くなる傾向があります。これにはいくつかのワケがあります。

  • 特殊な材料費: 現場で発泡させるための特殊な化学材料が必要で、この材料自体がグラスウールの原料よりも高価であるケースが多いです。
  • 専門的な機械と技術: 液体を正確な比率で混ぜ、均一に吹き付けるためには、高価な専用の機械と、それを扱う専門の技術を持った職人が必要です。この専門的な技術料が、費用を押し上げる要因となります。

しかし、費用が高いことはデメリットだけではありません。

高い気密性が得られることで、冷暖房の効率が格段に上がり毎月の光熱費を大きく節約できるというメリットもあります。

つまり、初期費用は高いけれど、ランニングコスト(住み始めてからの費用)を考えると、長い目で見れば得になる可能性がある断熱材なのです。

4.3. 断熱材寿命長持ちして交換手間がない断熱材は?

断熱材は、家の寿命同じくらい長持ちすることが理想です。
一度壁の中に入れてしまうと、簡単に交換することは非常に難しいからです。

吹付断熱材は、硬質なスポンジのように固まるため、形が崩れることがほとんどありません

また、湿気を吸いにくい性質を持つものが多く、正しく施工されていれば、家の寿命と同じ50年〜60年以上長期間にわたって性能を維持できるとされています。

一方、グラスウールは、水や湿気を吸ってしまうと、その性能が大きく低下してしまう可能性があります。

施工時に防湿シートという湿気から守るフタ完璧に貼る必要があります。
もしこのシートにスキマがあったり、施工が不十分だったりすると、湿気が入ってグラスウールカビたり、へたったりして、断熱性能が落ちてしまうリスクがあります。

長持ちさせるには、湿気対策丁寧な施工が非常に重要になってきます。


5. 【施工のしやすさ】スキマできないのはどっちの断熱材

5.1. 吹付断熱メリットスキマなくふくらむから気密性が高い

吹付断熱材最大級のメリットは、スキマを作らずに施工できることです。

気密性とは、「家から空気が漏れるスキマがどれだけ少ないか」を示すもので、これが断熱性能を大きく左右します。

吹付断熱は、現場で液体が発泡して壁の裏側に密着するため、柱や梁の凹凸、電気配線が通る穴など、人間の手では詰めにくい細かい部分まで断熱材が入り込みます。

これは、「家全体を一つの大きな塊として断熱する」ことを可能にし、気密性が非常に高い家づくりを実現します。

高い気密性は、冬の冷たい風や夏の湿った空気が家の中に入ってくるのを防ぎ、一年中快適な温度を保つことに貢献します。

5.2. グラスウールデメリットスキマができやすく湿気弱い

グラスウールデメリットとしてよく挙げられるのが、施工の難しさと、それに伴うスキマができやすい点、そして湿気弱いという点です。

グラスウールは、あらかじめ形が決まっているため、柱と柱の間に入れる際に、柱のサイズに合わせて正確にカットし、スキマなく敷き詰める作業が必要です。

もし、カットが雑だったり、断熱材を無理に押し込んだりすると、熱が逃げるスキマができてしまいます。
さらに、グラスウールは水や湿気を吸いやすい性質があり、湿気を吸うと重くなって下にずり落ちたりへたり)、カビが生えたりして断熱性能が落ちてしまいます。
このため、湿気対策として防湿シート完璧に貼ることが絶対条件となります。

グラスウールを選ぶ場合は、「施工の丁寧さ」が命だと覚えておきましょう。

5.3. 断熱材選ぶなら地域気候考えるべき3つの理由

断熱材選びは、住んでいる地域気候も考えて行うべきです。
これは、断熱材に求められる役割地域によって変わるからです。

  1. 寒さが厳しい地域(北海道など): 暖房器具を使う期間が長いため、とにかく高い断熱性能気密性が求められます。吹付断熱高性能なグラスウールを選び、スキマをなくすことが最優先です。
  2. 湿気が多い地域(日本海側など): 湿気対策が非常に重要になります。グラスウールを選ぶ場合は、防湿シート完璧な施工が必須です。湿気に比較的強い吹付断熱も有効な選択肢となります。
  3. 温暖な地域: 断熱だけでなく、夏の遮熱(日差しを反射する)も考える必要があります。断熱材の種類に加え、屋根や壁の厚みも工夫することで、冷房費の節約につながります。

ご自身の住む地域の気候を考慮して断熱材を選ぶことが、快適でエコな暮らしを実現するための賢い判断となります。


6. まとめ:後悔しない吹付グラスウール選び方

6.1. 高気密・高断熱最優先したい人におすすめ断熱材

冬暖かく、夏涼しい家」という高い快適性と、光熱費の節約につながる高い気密性・断熱性最も優先したい方には、吹付断熱材おすすめです。

吹付断熱材の最大の強みである**「スキマなく充填できること」により、断熱材本来の高い性能確実に発揮されます。

初期費用は高めですが、長期的に見れば光熱費の節約効果が期待でき、快適な暮らしという大きなメリットが得られます。

ただし、火災リスクについては、難燃性の製品選ぶこと、そして壁の内側に防火性の高い材料を使うなどの総合的な防火対策を行うことが大切**です。

6.2. コスト火災への強さ重視したい人におすすめ断熱材

建築費用コスト抑えたい方や、火災に対する強さ最優先したい方には、グラスウールおすすめです。

グラスウールは、安価でありながら、高性能な製品を選び、丁寧な施工を行うことで、高い断熱性能を実現することが可能です。

また、原料がガラスであるため、火災が発生しても燃え広がりにくいという大きな安心感があります。

ただし、施工の質断熱性能大きく左右しますので、施工実績豊富信頼できる工務店に依頼することが最も重要になります。

湿気による性能低下を防ぐため、防湿シートの貼り方厳しくチェックしてもらうようにしましょう。

6.3. あなたの家にピッタリ断熱材決めるための最後のチェック

断熱材は、一度入れたら簡単には変えられない家の心臓部です。
吹付断熱グラスウール5つの違いを理解した上で、最後に以下の3つのポイントチェックして決断しましょう。

kokori
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  1. 性能と費用バランス: 初期投資重視するのか、生涯の快適性光熱費節約重視するのかを家族で話し合う
  2. 施工業者の技術力: どんな断熱材でも、スキマを作らない丁寧な施工ができる業者依頼する。
  3. 地域との相性: 湿気が多い地域では湿気対策を、寒冷地では高断熱・高気密徹底する。

この記事が、あなたの注文住宅における断熱材選び不安を解消し、後悔のない家づくりにつながることを願っています。

  • この記事を書いた人

kokori

●家づくりは素敵● 夢をつくる! ●家づくり20年超● 建築科卒業│現場施工管理│営業│商品開発 ●資格● 建築士│施工管理技士│宅地建物取引士 / 3人の子育て奮闘中 / 家づくり〜日々の暮らし

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