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絵本・おもちゃを一緒に収納|片付けやすい棚の選び方とおすすめ7選
「リビングにおもちゃや絵本が散らかって、足の踏み場もない」と悩んでいませんか。
何度片付けてもすぐに散らかってしまうのは、お子さんが悪いのではなく、収納の仕組みに原因があるかもしれません。
住宅営業として多くの子育て世帯の間取りを提案し、私自身も3人の子供を育てる親として断言しますが、絵本とおもちゃをセットで収納できる「定位置」を作るだけで、お片付けの悩みは解決します。
お子さんの目線に合わせた棚選びをすることで、親が手伝わなくても自分から進んで片付ける習慣が身に付くからです。
この記事では、プロの視点から、お部屋がスッキリ片付き、お子さんのやる気を引き出す収納棚の選び方を詳しく解説します。
絵本とおもちゃを一緒に収納するメリットと棚の選び方
絵本とおもちゃを1か所にまとめる最大のメリットは、お子さんの「遊びの動線」がスムーズになることです。
おもちゃで遊んだ後にすぐ絵本を読んだり、逆に絵本に出てきた動物の積み木を探したりといった、知的好奇心を途切れさせない環境が作れます。
また、収納場所が1か所であれば、お片付けの際にあちこち移動する必要がなく、お子さんへの負担も少なくなります。
ここでは、どのような基準で棚を選べば失敗しないのか、大切なポイントを見ていきましょう。
子供が自分でお片付けできる収納棚の高さと仕組み
お片付けを成功させるために最も重要なのは、棚の「高さ」です。
お子さんの肩より高い位置に収納場所があると、重い絵本を持ち上げたり、おもちゃの箱を置いたりすることが難しくなり、結局床に放置される原因になります。
理想的な高さは、お子さんが立った状態で無理なく手が届く「80cmから90cm程度」のものです。
また、扉(とびら)を開けたり引き出しを引いたりする複雑な動作を減らし、ポイポイと入れるだけの「オープン収納」を基本にしましょう。
こうした「簡単な仕組み」を作ってあげることで、小さなお子さんでも「自分一人でできた!」という自信を持つことができます。
<b>失敗例:おしゃれさを重視して、子供の手が届かない高い位置に本棚を作ってしまい、結局親が毎回出し入れすることになった。</b>
読みたい絵本がすぐ見つかる!表紙が見える収納の工夫
絵本は背表紙(せびょうし)だけが見える状態だと、どのお話か判断しにくいため、お子さんは次から次へと本を引き抜いて散らかしてしまいます。
そこでおすすめなのが、絵本の「表紙」が前を向くように置けるディスプレイ型の収納です。
大好きな絵本の表紙が目に入るだけで、お子さんの「読みたい!」という意欲を刺激し、読書習慣を育むことにもつながります。
すべてを前向きにするスペースがない場合は、お気に入りの数冊だけを前に向け、残りは立てて収納するなどの工夫をしてみましょう。
視覚的に分かりやすい収納は、お片付けの際にも「どの場所に戻せばいいか」が直感で伝わるため、非常に効果的です。
失敗しない!絵本とおもちゃをまとめる収納棚おすすめ3選
市場にはたくさんの収納家具がありますが、実際に子育て家庭で使いやすいものは限られています。
ここでは、住宅のプロとしても自信を持っておすすめできる、機能的でおしゃれな棚の種類を比較してみましょう。
【絵本とおもちゃ収納棚のタイプ別比較表】
| 棚のタイプ | 防音・安全面 | 準備のしやすさ | デザイン性 | 特徴 |
| 絵本ラック一体型 | ◎(倒れにくい) | ◎(専用設計) | ◯ | これ1台で完結する |
| カラーボックス | ◯(角対策が必要) | ◯(自由度が高い) | △ | 安くて買い足しが楽 |
| 木製オープンシェルフ | ◯(質感が良い) | △(仕切りが必要) | ◎ | リビングに馴染む |
ニトリや無印で買える!安くておしゃれな絵本ラック
身近なショップであるニトリや無印良品には、子育ての悩みを解決してくれる優秀な収納家具が揃っています。
ニトリの「キッズラック」は、上段に絵本をディスプレイでき、下段にはおもちゃ箱をそのまま入れられるタイプが多く、コスパも抜群です。
無印良品の「スタッキングシェルフ」は、別売りのボックスを組み合わせることで、おもちゃの量に合わせたカスタマイズが自在にできます。
どちらもシンプルなデザインなので、リビングに置いてもインテリアの邪魔にならず、長く使い続けることが可能です。
まずはこうした定番の商品からチェックして、お部屋のサイズに合うものを選んでみてください。
<b>おすすめ商品:ニトリの「絵本ラック」や無印良品の「スタッキングシェルフ」</b>
狭いリビングや賃貸でも置けるスリムな収納棚の比較
お部屋が狭い場合や賃貸(ちんたい)住宅では、床の面積を占領しないスリムな設計の棚を選びましょう。
奥行きが「30cm以下」の棚であれば、通路の邪魔になりにくく、圧迫感も抑えることができます。
壁に穴を開けずに設置できる「突っ張り式」の絵本ラックなら、わずかな隙間(すきま)を活用しておしゃれなライブラリーコーナーが作れます。
また、キャスター付きのワゴンタイプを選べば、遊ぶ時だけリビングの中央に出し、寝る時は部屋の隅へ移動させるといった使い方も便利です。
限られたスペースを有効活用することで、お部屋の広さを保ちながら、お子さんの専用スペースを確保できます。
DIYや100均グッズで絵本とおもちゃを整理する方法
「今の棚を活かしたい」「なるべくお金をかけたくない」という方は、100円ショップのアイテムを賢く使いましょう。
例えば、普通のカラーボックスに100均の「ワイヤーネット」や「ディッシュスタンド」を取り付けるだけで、簡単に絵本立てに変身します。
また、プラスチック製の収納ケースにキャスターを貼り付ければ、重い積み木もスイスイ運べる「おもちゃ箱」が出来上がります。
DIY(ディーアイワイ)と言っても、大がかりな工作は必要ありません。
お子さんと一緒に「どこに何を入れようか?」とシールを貼ったり工夫したりする時間も、お片付けへの愛着を育む大切なプロセスになります。
モンテッソーリ教育に学ぶ!自立を促すおもちゃ収納のコツ
世界中で支持されている「モンテッソーリ教育」では、環境を整えることで子供の自立を助けるという考え方があります。
この考え方をお家のお片付けに取り入れると、お子さんが驚くほどスムーズに動いてくれるようになります。
おもちゃを「出しすぎない」ことがお片付けへの近道
お片付けが苦手なお子さんの共通点として、一度に持っている「おもちゃの量が多すぎる」ことが挙げられます。
選択肢が多すぎると、お子さんは何で遊べばいいか分からなくなり、結果としてすべてを床にぶちまけてしまうのです。
まずは、今のお子さんの興味に合わせたおもちゃだけを厳選して棚に並べ、残りは別の場所に保管する「おもちゃのローテーション」を試してみてください。
棚に並べる数は、お子さんの年齢に合わせて「3つから5つ程度」に絞るのがコツです。
数が少ないことで、一つひとつの遊びに集中できるようになり、お片付けも一瞬で終わるようになります。
<b>よくある質問:おもちゃを捨てたくないと言われたらどうしますか?</b>
- 答え:無理に捨てるのではなく、「今は休憩するおもちゃ」として箱に入れ、クローゼットなど見えない場所に移動させましょう。数ヶ月後に出すと、新しいおもちゃのように喜んで遊びます。
ラベルや写真を使って「戻す場所」をわかりやすくする
「おもちゃをしまってね」と言われても、お子さんは「どこにしまえばいいの?」と迷ってしまうことがよくあります。
この迷いをなくすために、収納ボックスの正面に中身の「写真」や「イラスト」のラベルを貼りましょう。
文字が読めない小さなお子さんでも、写真を見れば「ここはブロックの家だね」と直感的に理解できます。
戻す場所が明確(めいかく)であれば、お片付けはパズルを解くような楽しい遊びに変わります。
住宅営業の現場でも、クローゼットの中にラベルを貼る工夫をお伝えすると、ご家族全員が整理整頓しやすくなったと大変喜ばれます。
リビング学習にも役立つ!長く使える絵本棚のレイアウト
お子さんが成長して小学生になると、絵本棚は「教科書棚」としての役割を持つようになります。
将来のことを見越した配置と工夫で、長く愛用できるスペースを作りましょう。
成長に合わせて形を変えられる可動式の棚を選ぶ
家具を選ぶ際は、中の仕切り板を自由に動かせる「可動棚(かどうだな)」タイプを選ぶのが正解です。
絵本はサイズがバラバラですし、成長すれば図鑑(ずかん)や習い事のバッグなど、収納したい物の形はどんどん変わっていきます。
その時々の持ち物に合わせて棚の高さを調整できれば、家具を買い替える無駄もなくなります。
また、棚の一部を外して椅子(いす)を置けるようなデスク一体型のタイプなら、リビング学習の拠点としても活用できます。
「今」だけでなく「5年後、10年後」の生活をイメージして家具を選ぶことが、賢い家づくりのポイントです。
散らかって見えない!生活感を隠す収納ボックスの活用
リビングを常にスッキリ見せたい場合は、中身が見えない「不透明な収納ボックス」を活用しましょう。
カラフルなおもちゃや絵本が外から見えなくなるだけで、お部屋の生活感は一気に抑えられます。
ただし、お子さんには中身が見える方がお片付けしやすいため、「遊ぶ時は箱ごと出す」「しまう時は箱ごと棚に入れる」というルールを徹底しましょう。
ボックスの色をお部屋の壁や床の色と揃える(ホワイトやベージュなど)だけで、統一感が出てホテルのような落ち着いた空間になります。
プロのインテリアコーディネートでも、この「隠す」と「見せる」の使い分けは非常に重要視されているテクニックです。
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まとめ|絵本とおもちゃの収納棚で子供の成長を支える
絵本とおもちゃの収納を整えることは、単にお部屋を綺麗にするだけでなく、お子さんの「自立心」と「好奇心」を育てる素晴らしい投資です。
今回のポイントを振り返ってみましょう。
- お子さんの身長に合わせた<b>「低い棚」</b>を選ぶ
- <b>「表紙が見える」</b>収納で読書への興味を引き出す
- おもちゃの量を絞り、<b>「写真ラベル」</b>で戻す場所を教える
- <b>「可動棚」</b>を選んで小学生以降の学習にも活用する
お片付けができるようになると、親御さんの心の余裕が生まれ、お子さんを笑顔で褒めてあげる機会が増えます。
住宅営業としてのアドバイスを詰め込んだこの記事が、あなたのご家庭の心地よい空間作りのお役に立てれば幸いです。
お子さんが自分の「宝物」を大切に扱えるようになる、素敵な収納スペースをぜひ作ってあげてくださいね。
