「せっかくこだわって建てた注文住宅なのに、なぜか使いづらい…。」
その原因の多くは、実はコンセントやスイッチの位置や個数の失敗にあることをご存じでしょうか。マイホーム計画では、間取りや設備にばかり目が行きがちですが、電気の配線計画は「住みやすさ」に直結する超重要ポイントです。
【読者の悩みと解決策】
- 読者の悩み:
- コンセントの個数が足りなくて延長コードだらけになってしまった
- 家具でスイッチが隠れてしまい、操作が不便になった
- 使いたい場所にコンセントがなく、家事がしにくい
- 悩みの解決:
- 本記事を読むことで、設計士さんも見落としがちなコンセントとスイッチ計画の「新常識」を把握し、これらの悩みを完全に解決できます。
- 解決の根拠:
- この記事では、実際に注文住宅を建てた人が後悔するポイントを徹底的に分析し、場所別に「最適な高さ」や「適切な個数」を具体例とともにご紹介します。
- 解決策:
- このガイドを参考に、プロも知らない実用的なコンセント・スイッチ計画の裏ワザを取り入れることで、10年後も快適な理想のマイホームを実現できるでしょう。
さあ、あなたの注文住宅を、使い勝手最高のストレスフリーな空間にするための計画を始めましょう。
目次
🏡 注文住宅のコンセント・スイッチ計画で失敗しないための基本の「き」
1.1. なぜコンセント・スイッチ計画は注文住宅で一番大切なの?
【Point: 生活の快適さは、電気の使いやすさで決まる】
コンセントやスイッチの計画は、注文住宅の設計において最も軽視されがちですが、実は生活の快適さを大きく左右する最重要項目です。なぜなら、これらは日々の暮らしの中で必ず毎日、何度も使う設備だからです。間取りが完璧でも、コンセントの位置が悪いだけで、掃除機がかけづらくなったり、家電の配置が不自由に感じたりと、小さなストレスが毎日積み重なってしまいます。
【具体例】
例えば、リビングでスマホを充電したいとき、もしソファの横にコンセントがなければ、長い延長コードを引っ張ってくる必要があり、見た目も悪く、不便に感じます。一方で、注文住宅であれば、住む人や家族の行動に合わせて、コンセントやスイッチの高さや個数を自由に決められるという大きな利点があります。このメリットを最大限に活かすことで、「使いにくい」という後悔をゼロにすることができるのです。
【行動】
したがって、間取りを決めるのと同じくらい、ご自身の生活動線や将来使いたい家電を具体的に想像しながら、コンセント・スイッチの位置を設計士に伝えることが大切です。
[Image of: 延長コードを使っている様子と、壁にすっきり収まったコンセントの比較イラスト]
1.2. 計画で失敗!コンセント・スイッチの「あるある」後悔例
【Point: 後悔のほとんどは「足りない」か「隠れる」のどちらか】
注文住宅でコンセント・スイッチ計画に失敗した方の後悔の多くは、大きく分けて二つのパターンに集約されます。一つ目は**「個数が足りない」ことです。特にキッチンや書斎など、家電やデジタル機器が多い場所では、当初の予想を超えて電源が必要になることが多く、「もっとコンセント**を増やしておけばよかった」という声が多数あります。
【具体例】
二つ目は**「家具で隠れてしまった」という失敗です。例えば、テレビボードや背の高い収納家具を置いた結果、隠れたコンセントが使えなくなったり、家具の後ろに回ってスイッチを押さなければならなくなったりするケースです。(リビングのソファの真後ろにコンセントを設置してしまい、コンセントが使えなくなった事例は頻繁に聞かれます。)また、スイッチについても、ドアを開けた瞬間にドアの陰になってしまい、操作しにくいという例もあります。これらの失敗を防ぐためには、家具の配置やドアの開き方を先に決めておく**ことが極めて重要です。
【行動】
後悔しないためには、現在の生活だけでなく、将来的に買い足したい家電や模様替えの可能性も考慮に入れて、少し多めに、そして家具にかからない位置を意識して計画を進めましょう。
1.3. 押さえておきたいコンセント・スイッチ計画の3つの基本ルール
【Point: 3つのルールで後悔ゼロを目指す】
注文住宅のコンセント・スイッチ計画を成功させるために、必ず守っていただきたい3つの基本ルールがあります。これらを意識するだけで、使い勝手が格段に良くなります。
【3つの基本ルール】
- 「使う目的」から考える:
- 掃除機用のコンセントは、廊下や階段など動線の途中の少し高めの位置(床から約80cm~100cm)に設置するなど、何に使うかを明確にして高さを決めます。
- 「家具と家電」を先に決める:
- 家具の幅や高さ、家電を置く位置を具体的に図面に書き込んでから、それらに隠れない、あるいは必要な場所にコンセントを配置します。(これにより、家具の裏にコンセントが隠れてしまう失敗を防げます。)
- 「動線」に合わせてスイッチを決める:
- 部屋に入るときはドアノブの近く、出るときは出入り口のすぐそばなど、人の動きに合わせてスイッチを設置します。階段の上と下の両方から操作できる**スイッチ(三路スイッチ)**は、必ず導入しましょう。
これらのルールを守り、具体的な生活シーンをシミュレーションしながら計画を進めることが、使いやすい注文住宅のコンセント・スイッチ配置に繋がります。
🔌 【場所別】プロも知らない!コンセント・スイッチの「新常識」7選
2.1. リビング:テレビ周りと隠しコンセントでスッキリ!
【Point: 「見せる」コンセントと「隠す」コンセントを使い分ける】**
家族が集まるリビングは、コンセントの個数が最も必要になる場所の一つです。テレビ周りの配線をスッキリさせるには、「テレビ用」「ゲーム機用」「録画機器用」「ルーター用」など、常時接続する家電の個数を数えることが大切です。これに加え、将来的な拡張を見越して2口のコンセントを3〜4個は用意しておくと安心できます。特にテレビのコンセントは、テレビボードで隠れる高さ(床から約30cm〜40cm)に設置し、配線を壁の裏に通すことで、見た目を非常にスッキリさせられます。これが「隠すコンセント」の工夫です。
【新常識:多目的なコンセントの確保】
一方で、スマホの充電やノートパソコンの使用など、一時的に使うためのコンセントは、「見せるコンセント」としてソファの横や窓際に手の届きやすい高さ(床から約40cm程度)に別途用意します。さらに、プロも知らない新常識として、リビングの壁の中央付近の高さ(床から約100cm~120cm)にコンセントを一つ用意すると、壁掛けの扇風機やクリスマスイルミネーションなどを飾る際に延長コードが不要になるため、とても便利です。
【行動】
リビングはコンセントだけでなく、ネットワーク機器を置く場所も必要なので、**情報通信用の配線(LANケーブル)**についても同時に計画を立てておきましょう。
[Image of: テレビボードの裏に隠されたコンセントと、壁の中央付近の高さにあるコンセントの様子]
2.2. キッチン:作業台・家電のコンセントは「高さ」と「個数」が命
【Point: 使う家電の定位置を明確にしてから設置する】
キッチンは、コンセントの個数と高さが作業効率に直結する場所です。まず、炊飯器や電子レンジ、電気ケトルといった定位置の大型家電は、それぞれ専用のコンセントを設けましょう。特に消費電力が大きい家電は、ブレーカーが落ちないように単独の回路にすることが鉄則です。これが個数を決める上での基本中の基本です。
【新常識:作業台のコンセントの高さ**】
次に高さですが、調理中に使用するミキサーやハンドブレンダー、コーヒーメーカーなどのためのコンセントは、作業台の上の最適な位置に設置します。調理台の天板から約10cm〜20cm上の高さにあると、水はねのリスクを減らしつつ、コードの抜き差しが非常に楽になります。(床から測ると約110cm〜120cmが目安です。)また、作業台の両端にコンセントを配置すると、どちら側でも調理家電を使えるため、個数が足りないという失敗を防げます。キッチンでは、必ず3口以上のコンセントの個数を確保しましょう。
【行動】
キッチンで使う家電の消費電力を調べ、電気容量に余裕を持たせた計画を立てることが重要です。
2.3. ダイニング:テーブル下や便利な「床コンセント」という手も
【Point: テーブル上での「ながら作業」に備える】
ダイニングテーブルは、食事だけでなく、子供の宿題、パソコン作業、ホットプレートでの調理など、多目的に使われる場所です。そのため、テーブル周りのコンセント計画が非常に重要となります。壁沿いにコンセントを設けるのが一般的ですが、テーブルの真下や真ん中で電源を使いたい場合、床を這う延長コードは見た目も悪く、危険です。
【新常識:掃除がしやすい「床コンセント**」**】
ここで採用したいのが「床コンセント(フロアコンセント)」です。これは、床に埋め込まれたコンセントで、使わないときは蓋をしてフラットにできるため、邪魔にならず、掃除も簡単という利点があります。ダイニングテーブルの真下あたりに設置することで、ホットプレートやパソコンの充電が足元でスマートにできるようになります。
【高さと個数】
壁側のコンセントの高さは、食事中に邪魔にならないよう、床から約40cm程度が適切です。個数としては、床コンセントと壁コンセントを合わせ、最低2口×2箇所を確保すると安心できます。
[Image of: 床に設置されたフロアコンセントの例。使わないときは蓋が閉じている様子]
2.4. 寝室:ベッドサイドのコンセント・スイッチのゴールデンルール
【Point: 寝ながら手が届く「高さ」が重要】
寝室のコンセントとスイッチ計画は、「寝ているときの使いやすさ」がゴールデンルールです。特にベッドサイドのコンセントは、スマホの充電や電気毛布、アロマディフューザーなどに使うため、必須となります。
【コンセントの新常識:高さと個数**】
コンセントの高さは、ベッドのフレームやサイドテーブルで隠れないことが大前提です。一般的にベッドサイドテーブルの高さは床から50cm~60cm程度ですので、コンセントは床から70cm〜80cm程度の高さに設置すると、寝ながら手を伸ばして届きやすく、配線もスムーズになります。個数は、最低でもベッドの両側に2口を確保します。夫婦や二人で利用する場合、一人2口を目安にすると個数不足を防げます。
【スイッチの新常識:スイッチは3つ必要】
照明スイッチについては、部屋の入り口での操作はもちろん、ベッドに入ったままで照明を消せるよう、ベッドサイドにもう一つ操作スイッチ(三路スイッチなど)を設置することが大切です。さらに、寝室の照明は**調光(明るさを変える)**機能付きにすると、夜間のまぶしさを抑えられるため、調光スイッチを導入することを推奨します。
2.5. 玄関・廊下・階段:掃除機と照明スイッチのベストな位置
【Point: 掃除動線と夜間の安全性を確保する】
玄関や廊下、階段は、コンセントは掃除機用に、スイッチは安全確保のために設置します。
【掃除機用コンセントの高さ**】
掃除機用のコンセントは、しゃがまずに抜き差しができるよう、少し高めの位置(床から約80cm〜100cm)に設置するのが新常識です。この高さなら、立ったままコードの抜き差しができ、腰への負担が減ります。玄関収納の近くや、廊下の目立ちにくい位置に設置することで、いつでもサッと掃除機が使えます。個数は、各階の廊下に最低1箇所確保しましょう。
【階段スイッチの鉄則】
階段の照明スイッチは、階段の上と下の両方から操作できるスイッチ(三路スイッチ)にすることが鉄則です。夜間に暗い階段を上り下りするのは大変危険です。上りきる直前にスイッチを押せるよう、階段の上りきった場所のスイッチの位置にも注意を払いましょう。また、廊下の照明も、廊下の両端から操作できるようにすると、どの部屋から出てきてもすぐに照明をつけられます。
[Image of: 掃除機を立ったままコンセントに差し込んでいる様子]
2.6. 洗面所・トイレ:ドライヤーや暖房のためのコンセント計画
【Point: 水回りならではの高さと用途を考慮する】
水回りである洗面所やトイレは、用途がはっきりしているため、コンセントの高さと個数の計画が比較的立てやすい場所です。
【洗面所のコンセントの高さと個数**】
洗面化粧台の鏡の横には、ドライヤーや電動歯ブラシなどのためのコンセントが最低2口必要です。これらは鏡の収納内に設置すると、使わないときにコードが隠れてスッキリします。さらに、洗面台とは別に、洗濯機のそばや、冬場に使う小型の暖房器具のためのコンセントを床から約100cm程度の高さにもう一つ用意しておくと、非常に便利です。
【トイレのコンセントとスイッチ**】
トイレには、温水洗浄便座のためのコンセントが必須です。これは便器の後ろなど、目立たない高さに設置します。加えて、近年は自動で便座の蓋が開く機能や、アロマディフューザーを置く方も増えているため、もう一つ予備のコンセントを確保しておくと安心です。スイッチは、消し忘れを防ぐために、人感センサー付きのスイッチを導入することも検討しましょう。
2.7. 外まわり:外の電源(外部コンセント)は後悔しない個数を
【Point: 外部コンセントは後から増やすのが大変なため、計画が重要】**
注文住宅で意外と盲点になるのが、家の外に設置するコンセント(外部コンセント)です。外部コンセントは、外壁に穴を開けて配線するため、後から増やすのが非常に大変です。そのため、計画段階で必要な個数をしっかりと確保することが、新常識となります。
【新常識:必要な個数と用途】
外部コンセントの主な用途は以下の通りです。
- 洗車や高圧洗浄機の使用
- 庭の手入れ(電動芝刈り機など)
- イルミネーションや防犯カメラの電源
- 電気自動車や電動自転車の充電
これらの用途を考えると、最低でも前後2箇所、庭が広い場合は3箇所程度の個数が必要になる場合もあります。高さは、水が溜まりにくいよう、地面から約50cm〜60cmの高さに設置するのが一般的です。いたずらや盗難を防ぐための鍵付きのコンセントボックスを選ぶことも推奨します。
【行動】
将来的に庭でBBQをしたい、カーポートに充電設備を設置したいなど、外での生活をイメージしてコンセントの個数を決めましょう。
[Image of: 外壁に取り付けられた鍵付きの外部コンセント]
📏 失敗ゼロ!コンセント・スイッチの最適な「高さ」と「個数」の法則
3.1. 使う場所で変わる!コンセントの「最適な高さ」早見表
【Point: コンセントは、使う目的と隠すか見せるかで高さを変える】**
コンセントの高さは、「床から30cm」といった一つの基準で決めるのではなく、使う場所と用途によって変えるのが失敗しないための法則です。最も大切なのは、家具で隠れず、抜き差しがしやすいという点です。
| 使う場所 | 目的 | 最適な高さの目安(床から) | 理由 |
| リビング | テレビボード裏 | 30cm〜40cm | 家具で隠し、配線をスッキリさせる |
| リビング | ソファ横、一時利用 | 40cm | ソファに座って手が届きやすい |
| キッチン | 調理台上の家電 | 110cm〜120cm | 水はねを防ぎ、立ったまま使いやすい |
| 廊下、階段 | 掃除機用 | 80cm〜100cm | 立ったまま抜き差しができ、腰に負担がない |
| 寝室 | ベッドサイド | 70cm〜80cm | ベッドやサイドテーブルで隠れず、寝ながら操作可能 |
【新常識:高さに迷ったら80cmを基準に】**
特に掃除機など、立ち作業で抜き差しをするためのコンセントの高さは80cmを目安にすると、ほとんどの方が使いやすいと感じるでしょう。設計士さんに全てお任せするのではなく、ご自身の身長や使う家電の配置に合わせて、5cm単位で高さを調整することが、注文住宅ならではの快適さを生み出します。
3.2. スイッチの「高さ」は家族みんなの使いやすさを考えて
【Point: スイッチの高さは、子供と大人の共通点を探る】**
照明スイッチの高さも、注文住宅では自由に決められますが、家族全員が快適に使えるよう配慮が必要です。一般的なスイッチの高さは、床から約120cmです。これは、大人が無理なく手を伸ばして操作できる標準的な高さです。
【新常識:低めに設置するメリット】
しかし、小学校低学年のお子さんがいるご家庭では、120cmだと少し背伸びが必要な場合があります。そこで、100cm〜110cm程度の高さにスイッチを下げて設置する新常識が広まっています。この高さであれば、子供も自分でスイッチを操作でき、自立心を育むことにも繋がります。また、車椅子を利用する方にとっても、低めの高さは操作しやすく、ユニバーサルデザインの考え方にも合致します。
【行動】
ただし、低すぎると、家具の背もたれで隠れてしまったり、コンセントと近くなりすぎたりするため、110cm前後を一つの基準として、家族会議で最適な高さを決めましょう。
3.3. コンセント・スイッチの「必要個数」の考え方と増やし方
【Point: 「コンセントは多すぎることはない」という考え方】**
コンセントやスイッチの個数は、「少し足りない」だけで後悔に繋がりますが、「多すぎる」ことによるデメリットはほとんどありません。注文住宅での個数計画は、将来的な予備を含めて考えることが成功の秘訣です。
【個数の基本的な考え方**】**
- 「常時使う家電の数」+「予備2個」を計算する:
- テレビ、レコーダー、ルーターなど、いつも電源に繋ぎっぱなしの家電の個数を数えます。その上で、2個は必ず予備のコンセントとして増やしましょう。
- 「各壁に1つ」のルールを意識する:
- 部屋の四方の壁のうち、最低でも3方向にはコンセントを設置する計画を立てます。(家具を置く可能性が低い壁側を狙います。)これにより、模様替えをした際に電源に困るリスクを減らせます。
【新常識:コンセントの個数は2口にこだわる必要はない】**
最近では、USBポート付きのコンセントや、一つのプレートに3口以上のコンセントを設けることも可能です。特にスマホやタブレットの充電が多い場所では、USBポートを導入することで、個数を抑えつつ便利に使える工夫ができます。個数を惜しまず、1部屋に最低でも8口(4箇所×2口)を目安に検討しましょう。
✨ 見た目スッキリ!コンセント・スイッチをおしゃれに見せる裏ワザ
4.1. 目立たないコンセント・スイッチの色と形の選び方
【Point: 壁と同じ「色」を選ぶのがコンセントを隠す新常識】
コンセントやスイッチは、機能性が重視されがちですが、見た目の美しさにもこだわると、注文住宅の質がさらに向上します。おしゃれに見せる裏ワザは、コンセントやスイッチを目立たなくさせることです。
【具体的な工夫】
- 壁紙と同じ「色」を選ぶ:
- 白い壁には白いコンセント、濃い色の壁紙や木目調の壁には、茶色や黒のコンセントを選ぶと、壁に溶け込み、コンセントの存在感を大幅に減らせます。
- シンプルな「形」を選ぶ:
- 丸みを帯びたデザインよりも、四角くフラットなデザインのスイッチプレートを選ぶと、壁から出っ張っている印象が少なくなり、スッキリとした見た目になります。
これらの工夫は、コンセントの個数が多くなっても、部屋全体をスッキリと見せるために非常に効果的です。特に目立つ位置にあるスイッチは、デザイン性の高いスイッチプレートを選ぶだけで、部屋の雰囲気を良くすることができます。
[Image of: 白い壁に溶け込んでいる白いコンセントと、濃い壁に溶け込んでいる茶色のコンセントの比較]
4.2. コンセントを家具の裏に隠すための計画と高さ
【Point: 家具の「逃げ」を考慮して設置】
コンセントやスイッチは、見た目をスッキリさせるために隠したいと考える方が多いですが、ただ単に家具の裏に設置するだけでは使えなくなるという失敗に繋がります。ここで、プロも知らない計画のコツがあります。
【家具の裏にコンセントを隠す計画】
家具の裏にコンセントを隠す場合、家具を壁にピッタリつけると、コンセントのプラグ(差し込む部分)の厚みがあるために家具が浮いてしまいます。これを防ぐためには、以下の2つの方法を試しましょう。
- 家具の背面に「切り欠き(逃げ)」を作る:
- テレビボードなど、コンセントを隠したい家具の背面に、あらかじめコンセントの大きさに合わせて切り欠き(コードを通す穴)を作っておくと、壁にピッタリと寄せることができます。
- 家具の「高さ」より低い位置にコンセントを設置する:
- 家具でコンセントの個数を隠す場合、家具の高さより少し下の位置(床から30cmなど)に設置することで、家具が邪魔にならずにコードを通せます。
【行動】
設計図に家具の具体的なサイズを書き込み、コンセントの位置を定める打合せを必ず行いましょう。
📝 計画を完璧にする!設計士さんとのコンセント・スイッチ打合せ術
5.1. 図面に書き込むときの注意点:抜け漏れを防ぐには?
【Point: 図面に「使うもの」を具体的に書き込む】
設計士さんとのコンセント・スイッチ打合せをスムーズに進め、抜け漏れを防ぐためには、図面への書き込み方が重要です。専門用語がわからなくても、「何を」「どこで」「どのように」使うかが伝われば問題ありません。
【打合せの際の具体的な書き込み方】
- 家電と家具を記入する:
- 「テレビ(50型)」や「ソファ(幅200cm)」など、置きたい家具や家電のサイズと配置位置を具体的に図面に書き込みます。
- 使用目的を添える:
- コンセント記号の横に**(掃除機用)や(スマホ充電専用)などと、目的を括弧書き**で添えます。
- 高さを明確に指示する:
- コンセントの記号に**(H=800)(床から800mm=80cmの高さ**)と、具体的な高さを指示します。高さの指定がないと、設計士さんが標準的な高さで進めてしまう可能性があるため、必ず確認しましょう。
【行動】
この方法で、個数の不足や高さの失敗を防ぎ、設計士さんとの間でイメージのズレがなくなります。
5.2. コンセント・スイッチの確認時期とチェックリスト
【Point: 最低でも2回はコンセント**・スイッチの確認を行う**】**
コンセント・スイッチ計画を完璧にするには、タイミングを分けて確認することが大切です。最低でも2回の確認を行うことで、抜け漏れをなくすことができます。
【確認のタイミング】
- 基本設計が固まった段階:
- 間取りが決まり、家具の配置がイメージできた段階で、図面上で****コンセントやスイッチの個数と高さを一度全てチェックします。
- 建築工事中に現場で:
- 壁の内部に配線が組み込まれる前の工事中の現場で、実際の壁にコンセントやスイッチの位置をマジックで書き込んでもらい、最終チェックをします。
【最終チェックリスト】
- 掃除機用のコンセントは、各階の廊下に高さ100cmで設置されているか?
- ベッドやソファでコンセントが隠れていないか?
- 階段の上下に照明スイッチが設置されているか?
- エアコンや大型家電用のコンセント(専用回路)は確保されているか?
このチェックリストを使い、ご自身の目でコンセントとスイッチの位置を最終確認することで、後悔のない注文住宅が完成します。